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泌尿器科Q&A
EDと男性更年期
EDとは?

A.EDとは勃起機能の低下を意味する『erectile dysfunction』の頭文字からとった略語です。

 EDの定義によると、勃起機能の低下とは「性交時に十分な勃起が得られないため、あるいは十分な勃起が維持できないため、満足な性交を行うことができない状態」のことです。

インポテンスは過去のことば

A.現在ではインポテンスということばはあまり使われません。
それは、インポテンス(impotence)は、もともと英語の「不能」という意味の言葉であり、差別用語ととらえられがちだからです。それに対しEDは純粋な機能異常を表すことばですから、一般の病気と同じような感覚で使うことができます。

どのような治療が一般的ですか?

A.勃起能力を高める経口薬(バイアグラ・レビトラ・シアリスなど)が開発されたことで、EDの治療は飛躍的に進歩しました。
 このようなED改善薬は、服用後数十分から1時間で効果が現れ、数時間以上持続します。もちろんこの時に適切な性的刺激がなければ勃起は得られません。

 また、服用にあたっていくつかの重要な注意点がありますので、医師の説明を受けることが必要です。特に、狭心症などの虚血性心疾患がありニトログリセリンなどの硝酸剤を服用している患者さんは、これらのED改善薬を服用できませんのでご注意ください。

最近男性更年期という言葉を耳にしますが?

A.EDの症状を訴える方は40歳代後半からしだいに多くなりますが、このころに同じく起こりやすい症状があります。
 一つは、発汗・ほてりなどの自律神経症状や、睡眠障害・肉体的な疲労感、そして抑うつ気分などです。これらは同年代の女性に見られる更年期障害の症状とよく似ているため、まとめて「男性更年期障害」といわれるようになりました。しかし、このようないわゆる男性更年期障害の症状は、すべてが男性ホルモンの低下によるものとは限らないということに留意する必要があります。男性ホルモンの低下が原因ではない睡眠障害や自律神経障害も多いためです。

 ただ、現実にこれらの症状は、この年代の人々の一部に苦痛を与え、ゆえに、何らかの治療が求められていることは確かです。  EDの治療に携わるクリニックでは、このような、いわゆる「男性更年期障害」の症状についても、一緒に治療を行うことが多くなってきています。

生活習慣病?

 EDが発症する年代に、併行して起こりやすいもうひとつの病気は、全身の動脈硬化です。これが心臓に起これば狭心症や心筋梗塞が発症し、脳に起これば脳梗塞や脳出血という命に関わる病気に発展しかねません。実は、ED自体が全身の動脈硬化の1つのあらわれとも考えられており、EDがみられる場合には全身の動脈硬化の可能性についても注意を払わなければなりません。

一人で悩まずに、まず相談を

 日本では永い間、EDはタブー視される傾向があり、病院側にも気軽に相談を受ける準備が整っていなかったと思います。しかし、近年の医学の進歩とEDに対する啓発活動の結果、やっと欧米並みに「気軽な相談」ができる疾患になってきました。

 EDでお悩みの方や、自分は男性更年期障害かもしれないと感じている方は、おひとりで悩まずに、クリニックにご相談なさってはいかがでしょうか。当クリニックでは、患者さんのプライベートが保たれるような配慮もいたします。