人工透析

フットケア セルフケア指導にも力を入れ足のトラブルの早期治療を目指す

フットケアとは

フットケア

当院では糖尿病足病変の指導にかかる適切な研修を修了したものを中心として、足のトラブルの予防、早期発見、早期治療を目指し、フットケアを行っています。

フットケアとは、足の爪を切るほか、保湿などのスキンケアやマッサージなどの看護を指します。

●当院で行っているフットケアの主な内容
爪切り:清潔の保持、怪我の防止
爪周囲のケア:ゴミを取り除き、炎症・感染を防止
マッサージ:下肢の血行促進
足浴:汚れを落とし、爪・皮膚を柔らかくする
胼胝、鶏眼等の処置

足病変のリスク

透析患者さんは免疫力の低下や血管の石灰化、動脈硬化などによって血管が詰まったり、傷が治りにくかったりするので、小さな傷ができた場合でも、悪化し潰瘍から壊疽、最終的には足の切断にまで至ることも少なくありません。
当院では足のトラブルを未然に防ぐため、フットケアだけでなく、患者さん自身が足の手入れをできるようセルフケア指導にも力を入れています。

足病変のリスク

ABI検査について

ABI検査について

当院では閉塞性動脈硬化症(ASO)に対してABI(ankle brachial index:足関節上腕血圧比)検査も行っています。
ABI検査とは上腕と足首の血圧を測定し、その比率を計算するものです。これにより血管の狭窄や閉塞の程度を確認することができます。