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泌尿器科Q&A
泌尿器科解体新書
第02回 尿検査についてのお話

 今日は泌尿器科で必ず行う尿検査についてのお話です。私たち泌尿器科医は、まず問診(質問形式での患者さんの症状の聴取)と尿検査によって病状の見当をつけます。いろいろな科がある中で泌尿器科にだけは診察机に顕微鏡が備えてあり、診察の際中に尿の異常が確かめられるようになっています。尿はいわば泌尿器科の病気を写す鏡のようなものだからです。

 尿検査では、蛋白や糖の他、顕微鏡で血尿・膿尿・細菌尿の有無を見ます。肉眼的に一見正常な尿でも安心はできません。尿検査は病状の経過をみるためにも大切なので、泌尿器科では診療のたびに尿を調べるのが普通になっています。ただ、この10年くらいで変わってきたことは、女性の患者さんの採尿を以前は必ず管で取っていたものを、この頃は男性と同様コップに直接排尿していただくようにしている泌尿器科が多くなったことです。

 これによって女性の患者さんの気持ちの上での負担が少なくなった半面、尿の所見が少し不正確になってしまいました。ですから必要に応じて管で採尿する場合があります。よくあるのは、泌尿器科以外の病院でコップで採尿した尿の検査結果によって膀胱炎といわれた患者さんのなかに、コップ採尿による誤診と思われるケースがあることです。必要な時には管で尿を取ってもらうという覚悟も必要です。