A.A.『国際前立腺症状スコア』(IPSS)にある症状は、前立腺肥大症以外の疾患でもみられるため、症状だけから前立腺肥大症と断定することができません。したがって診断のためには、詳しい問診といくつか検査を行い、他の病気と区別する必要があります。
A.たとえば、脳や脊髄の病気、また骨盤内の大きな手術などによって膀胱・尿道の神経が障害された場合などに起きてくる‘神経因性膀胱’があります。また、明らかな病気がない健康な高齢者にも排尿の不具合は起きてきます。
むしろ、原因となる病気が見当たらない一見健康な高齢者のなかに、排尿障害をお持ちの方が非常にたくさんおられます。
これは、加齢によって膀胱や尿道の機能が衰えるために起こります。加齢によって、膀胱・尿道の血行が低下したり、神経がうまく作動しなくなったり、組織が固くなったりすることで起きると考えられています。
泌尿器科診療では、特に前立腺肥大症の診断治療、女性尿失禁の診断と治療、投稿年の排尿障害の治療、血液検査、神経因性膀胱の治療、腎不全の治療、前立腺癌、膀胱癌、腎臓癌などの泌尿器科系癌の検診と治療コンサルタントなどに力を入れております。
血液透析は日中および夜間に行なっております。
すでに透析を導入されている患者さんでも、交通の便などから当院での透析治療を希望される方はご相談ください。