A.前立腺肥大症の正しい診断がついたら、適切な治療が必要です。
軽症から中等症の方にはまず薬物治療をお勧めします。
お薬には、①前立腺部尿道の緊張を緩めることによって排尿状態を改善させる薬 ②前立腺の肥大進行を止めるホルモン系の薬物などがあります。
①は大多数の患者さんに効果があり症状を改善させます。しかし肥大の進行を止める働きがないため、肥大の進行が速い患者さんでは年単位でみるとしだいに効果が低下してきます。一方②は、前立腺がある程度以上大きい方や肥大進行が速い方にお勧めの薬です。
肥大がある程度以上進み、症状もきつい方の場合は手術も選択肢の一つです。 前立腺肥大症の手術は尿道から内視鏡的に行います。電気メスやレーザーで、前立腺を内側から『くりぬく』ように削りと取る(あるいは焼く)方法で、尿道が確実に広くなります。1~2週間の入院が必要ですが、8割くらいの方に満足な効果が得られます。
A.当クリニックでは、前立腺肥大症についてきめ細かな診療を行います。 最近排尿状態に不安を感じ始めた方、また、治療を受けたことがあるが満足できる結果を得られなかった方、さらに、自分の病状についてもう少し詳しい説明を希望される方は、どうぞ一度御相談ください。
泌尿器科診療では、特に前立腺肥大症の診断治療、女性尿失禁の診断と治療、投稿年の排尿障害の治療、血液検査、神経因性膀胱の治療、腎不全の治療、前立腺癌、膀胱癌、腎臓癌などの泌尿器科系癌の検診と治療コンサルタントなどに力を入れております。
血液透析は日中および夜間に行なっております。
すでに透析を導入されている患者さんでも、交通の便などから当院での透析治療を希望される方はご相談ください。