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泌尿器科Q&A
泌尿器科解体新書
第05回 大切な尿路結石症の予防

 今回は尿路結石症のお話をしたいと思います。ちなみに人体では色々な所に石ができますが、激しい痛みを起こすことで知られている結石は胆道結石と尿路結石の2つです。胆道結石は消化管系の石なので、今日のお話の対象にはなりません。

 尿路結石はある場所によって腎結石、尿管結石、膀胱結石などに分かれます。結石成分はカルシウム系が9割、尿酸結石が1割です。疝痛(せんつう)といわれる激痛をきたすのは尿管の結石です。

 結石の治療はここ20年で大きく進歩しました。体外衝撃波で体に指一本触れずに砕いたり、細い内視鏡を尿道からずっと上まで入れて石を採ったり、あるいは胴体から直接腎臓に穴を開けて採石したりします。もう昔のようにメスでお腹を大きく切るようなことはなくなりました。ただ変わらないのは、小さい石であれば痛み止めを飲みながら自然排出を待つということです。

 こうした進歩の陰で今私たちが少し反省しているのは、最近の医療ではできた石を採ることばかりに熱中し、再発予防をややおろそかにしてしまっていることです。

 結石は再発しやすいという特徴があるので再発予防が大切です。尿路結石の9割を占めるカルシウム系結石ではこれまで再発予防が難しいとされてきましたが、最近ではある種の内服薬を続けることでかなり予防できることがわかってきました。結石を繰り返し起こしている方は専門医に是非ご相談ください。