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泌尿器科Q&A
泌尿器科解体新書
第16回 女性に多い間質性膀胱炎

 今日は間質性膀胱炎のお話をいたします。

 これは女性に多い病気ですが、かつては日本人に少ないと思われていました。しかし、意外に潜在的な患者さんが多いことが分かり最近注目されている疾患です。欧米を中心に長い間研究されてきましたが、原因や病態が複雑でいまだに不明な点が多い病気でもあります。

 間質性膀胱炎の症状は何と言ってもまず頻尿です。尿失禁はほとんどありません。また、おしっこを我慢したときの膀胱の痛み(あるいは痛みのような不快感)がありますが、軽症の患者さんではみられないことも少なくありません。

 間質性膀胱炎の多くは、病院で尿を調べてもらっても全くきれいです。そのため、泌尿器科を受診したときに〝膀胱炎ではありません〟といわれる可能性があります。

 しかしそれは、通常の膀胱炎(細菌による膀胱粘膜の炎症で、尿にはたくさんの白血球や細菌が混じっている状態)ではないということであって、間質性膀胱炎でないということにはなりません。

 この病気を正しく診断するには、まず担当の先生がこの病気を疑ってくれるかどうかが大変重要です。もし女性のあなたにこれらの症状が長期間みられ、薬が効かず、主治医から明らかな病気が見当たらないと告げられたならば、間質性膀胱炎に詳しい医師をさがす必要があるかもしれません。

 治療には、飲み薬や、水圧療法という特殊な治療、また、DMSOなどの膀胱内薬物療法などがあります。

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